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2014.08.04

終了の条件設定

分岐、引き継ぎに続いて、質問の深度が進むときによくある間違いについてご説明します。今回は「終了条件」の設定です。質問から得られた回答をもとに、それ以降の回答を得る必要のない対象者を除外できます。

「図1」をご覧ください。Q1の設問で「SNS」に関して「利用の有無」を聞き、「利用が有る」と回答した方に対してQ2の設問で「利用時間」を聞いています。回答者はQ1で「利用して いる」ものを選択し、Q2でそれらの利用時間(複数回答の場合は合計の利用時間)を回答する、といった流れになっています。

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「分岐」の回でご説明させていただきましたが、ここでQ2に進んで頂きたいのは“1つでも「利用している」と答えた方”ですね。ここからが今回のポイントです。利用している「SNS」に対 する質問が、Q2の「利用時間」についてだけなら「分岐」の条件設定でよいのですが、Q2以降 の設問がすべて「SNS」を利用している方を対象にしている場合、それぞれに分岐を設定するの は大変な手間となり、ミスも起こりやすくなります。そこでご活用いただきたいのが「終了」設定です。

<解決策>
「POINT」のように「条件:終了」を設定しましょう。Q1で利用している「SNS」が1つもない方はQ2以降に進む必要がなく、モニター側の回答もスムーズです。

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いかがでしたか?終了を設定すると、回答を得る必要のない対象者を除外することができ、設定 がシンプルになります。特にスクリーニングで本調査の対象者を抽出する際には、第13回でご紹介した「分岐条件」と今回の「終了条件」をご設定いただき、対象者を絞っていただくと、より精度の高い調査ができます。