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2017.08.07

フリーアンサー形式で設計する際の留意点

今回は、フリーアンサー形式のアンケートで配慮すべきことを解説します。

「図1」は、絵本の題名をフリーアンサー形式で回答するアンケートです。

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設問タイプが「フリー小」のため、記入できる文字数の上限は50字です。

回答した絵本の題名が長い場合など、50字よりも多く記入するモニターもいると思われます。そうすると次へ進もうとしたときに、「図2」のように『回答は50文字以内で入力してください。』とエラーが表示されてしまいます。

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「図3」のように、設問タイプを「フリー大」にすれば、8192文字まで記入可能にはなりますが、あまりおすすめできません。
なぜなら、5冊以上記入してしまうモニターを制限できませんし、アンケート集計者にとっては、集計に手間取ったり、アンケートの精度が低くなったりするリスクが高まります。

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<解決策>

今回のように絵本の題名=固有名詞を聞くのであれば、回答してもらいたい最大数を決め、箇条書きで記入できるように設計します。
そうすることで、モニターは回答しやすくなり、集計もスムーズに行えます。

※「フリー小」では、1問につき5個まで回答欄を設置できます。

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<まとめ>

設問タイプ「フリー大」は、回答理由や意見・要望などを文章で回答してもらいたいときに利用します。

「フリー小」「フリー大」ともに、モニターに自由に記入してもらうことには変わりありませんが、依頼内容に応じて、それぞれの特徴を活かして設計しましょう。