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2015.12.07

複数の選択肢に「排他」を設定する

「排他」は、他の選択肢と同時に選択すると矛盾が生じる選択肢に対して、設定するものです。
「排他」を設定することにより、他の選択肢と同時に選択できないようになります。
※「排他」は、マルチアンサー/マトリクスマルチの設問タイプで使用できます。

図1は、「日々のできごとなどを知らせるSNS」を聞く設問です。
利用しているSNSの種類のほか、「SNSは利用していても、投稿はしない人」や「SNS自体を利用していない人」などが回答できるように、選択肢を用意する必要があります。
また使用しているSNSを覚えていない方もいるかもしれませんので、「わからない」も加えました。

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図2のアンケート回答画面では、「Twitter」や「LINE」など、SNSの種類をチェックしているにも関わらず、「SNSにアップしない」「SNSを使用していない」も同時に選択できています。 このまま進んでしまうと、回答に整合性がなく、信頼性の低いアンケートになってしまいます。

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<解決策>
「SNSにアップしない」「SNSを使用していない」「わからない」は、他の選択肢と同時にチェックされることがないよう、「排他」を設定する必要があります。

本来、「排他」は1つの選択肢だけに設定すべきものです。
しかしながら、上記設問のように複数に設定しなければならないケースもあります。このような場合は回答の矛盾を避けるために、複数の選択肢に「排他」を設定します。

図3のとおり、3つの選択肢に対して、「排他」を設定します。

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<結果①>
図4のアンケート回答画面をご覧ください。。 「Twitter」や「LINE」といったSNS種類のほか、「SNSを使用していない」がチェックされています。 ここで、をクリックすると、「回答が矛盾しています。」とアラートが表示され、「排他」制御されていることがわかります。

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<結果②>
また図5のように、「SNSにアップしていない」や「SNSを使用していない」「わからない」を同時にチェックした場合も、「排他」が制御されているため、アラート画面が表示されます。

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<まとめ>

設問を設計するときは、できるだけ「排他」が必要な選択肢は1つに絞りましょう。
やむを得ず、複数の選択肢に「排他」が必要な場合は、回答の整合性を意識して、「排他」のし忘れがないように留意しましょう。

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