今回は、「期間の重複を防ぐために」というテーマで解説します。
利用期間を聞く場合、選択肢の記述に配慮しないと、重複する期間が発生してしまいます。
正しい結果を得るために、配慮しておきたいポイントです
図1は、スマートフォンの利用期間を聞いている設問です。
選択肢の2つ目と3つ目に注目してください。
2つ目の選択肢は「1ヶ月~3ヶ月」、3つ目の選択肢は「3ヶ月~6ヶ月」となっており、「3ヶ月」が重複しています。これだと、3ヶ月目の人は回答に迷ってしまい、正しい結果が得られません。
<解決策1>
図2のように、各選択肢に「未満」や「以上」などの範囲を表す用語を追加します。
これで重複する期間はなくなりました。
<解決策2>
図3をご覧ください。
選択肢を「1ヶ月~3ヶ月未満」といった表記から、「3ヶ月以内」などに変更します。
利用期間を聞いているので、これでも回答が成り立ち、見た目にも分かりやすくなりました。
図3をご覧ください。 「合計値制限」を「制限あり」に変更します。 また制限値は、今回は必ず合計が100となる必要がありますので、「100~100」と設定します。
最後の選択肢は、「3年以上」にすると「3年以内」と重複するので、「3年より長い」と設定しました。
<まとめ>
期間を聞く設問では、以下の数量範囲を補足する用途を理解し、選択肢に正しく反映しましょう。 ・「以上」「以下」「以内」「以外」・・・その数字を含む ・「未満」「超」「~より長い」「~より短い」・・・その数字を含まない。
そうすることで、期間の重複を防ぐことができます。