今回は、マルチアンサーで回答してもらう場合の「回答数」についてお話したいと思います。具体例をあげて説明して参ります。
「よく利用する○○は何ですか?」や「普段よく飲んでいる○○は何ですか?」など、回答が複数あることが予測される内容の設問では、マルチアンサー形式を使うことが多いですよね。このとき、例えば「5つまで」や「3つまで」など、回答数をコントロールすることが可能です。具体例に沿ってご説明します。
上のサンプル画面(図1)をご覧ください。「普段飲まれる飲料を5つまで」答えて貰いたいという意図がある設問です。編集画面(図1-2)の「回答数制限」で「制限あり」「5個」「等しい」と設定すると、赤線部分のように、質問文下部に【5つ選択してください】と表示されます。
この状態では必ず5つ選ばないと次の設問に進めず、「普段は水か緑茶しか飲まない」「5つも飲むものがない!」など、多くの方が回答困難となってしまいます。 これは「必ず5つになるように回答しなければならない」=回答強制となり、回答者にストレスを与え、回答離脱につながる可能性があります。
最大5つまで選んで貰いたいけれど、回答が1つしかない場合もあり得る、という時は、下図(図2-2)のように「制限あり」「5個」「以下」と設定してください。こうすると、下図(図2)の赤線部のように、設問文下部の文言が【5つまで選択してください】という表示になります。違いがおわかりいただけましたか?
<解決策>
回答数制限を「等しい」ではなく「以下」にすると回答強制が避けられます。
いかがでしょう。ちょっとした違いのようですが、回答者の立場に立つとずいぶん違ってみえてきますよね。このように「○個まで回答を得たい」「上位3つを選んで欲しい」など、複数の回答を得たい場合や、選択肢がとても多くなってしまう場合などにも利用されると便利です。