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2014.07.25

引継ぎ(パイピング)の条件設定(3/3)

第14回から全3話で書かせて頂いております、ネットリサーチでの引継ぎ(パイピング)について、最終回の今回は「必ず表示設定」をお話したいと思います。

質問から得た回答に対して、さらに「掘り下げていく」調査を行いたいときの「引継ぎ(パイピング)」の設定。今回は選択肢を引き継がせるための「必ず表示設定」をご説明します。 まずは普通に引継ぎ設定を行うと、Q1で回答した選択肢がQ2にそのまま引き継がれます。

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ここでご注意頂きたいのは、この設問が「掘り下げていく」調査であることです。Q1で「知っているかどうか」を聞いた上で、さらにその中で「利用したことがあるかどうか」を聞きたい、などの場合ですね。 図1の状態ですと、例えば「サービス自体は知っているけれど、実際に利用したものが1つもない」人がチェックできる選択肢がありません。

<解決策>
「POINT」のように「必ず表示する選択肢」を設定しましょう。

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修正後の図をご覧ください。これでQ1で「知っている」項目がある人で、「実際に利用したことのある」項目が1つもない人も回答できる状態になりました。

いかがでしたか?第14回、第15回、そして今回と3回に分けてご説明させていただきました「引き継ぎ(パイピング)」について、おわかりいただけましたでしょうか?ある一定の選択肢に対して掘り下げた調査を行いたい場合にとても便利な設定機能です。より精度の高い調査にあたってご活用いただけましたら幸いです。