今回の調査票作成のポイント では、前回に続いてネットリサーチでの引継ぎ(パイピング)についてお話したいと思います。第2弾は「引継ぎ(パイピング)における分岐の設定」です。
前回の「引継ぎ(パイピング)」で、質問から得た回答に対して、さらに「掘り下げていく」調査を行いたいときの設定について書かせていただきました。「引継ぎ(パイピング)」の設定をすると、自動的に分岐条件も設定されます。設問の間にある、緑色の文字の部分が前の回答を引き継いだ条件です。
図1の赤線で囲った部分・緑色の文字は引継ぎ条件の内容を示しています。下線部のように「あてはまるものはない」という選択肢が含まれてしまっていますね。Q2の質問は「知っているサービスに対する利用の有無」ですので、Q1で「あてはまるものはない」を選んだ方は対象外になります。 ※第10回「排他の設定を忘れない」もご参照ください。
<解決策>
「POINT」のように分岐条件の設定から「あてはまるものはない」のチェックを外しましょう。
修正後の図をご覧ください。分岐の設定をすることにより、引継ぎの条件(緑色の文字の部分)にはQ2に進むべき項目だけが表示され、Q1で「あてはまるものはない」と回答した方は、Q2に進まなくてもよくなりました。