TOP/ナレッジ/調査票作成のポイント/数字の重複を避けるには
2014.11.04

数字の重複を避けるには

今回は、数字の重複についてお話したいと思います。金額・時間・人数など、様々な調査で数字の選択肢が使われますが、端的な数字ではなくある程度の幅を尋ねる場合によくある例をとりあげてご説明します。

時間や期間、金額、人数、回数(頻度)など、選択肢で数字を使う場合に間違いやすい「重複」について、最も差し戻しが多い「金額の重複」を例にあげてご説明します。
図1をご覧ください。この設問では「携帯電話の月々の使用料金」について伺っています。
この選択肢ですと、5000円、8000円、10000円、13000円、15000円に該当する人はそれぞれ2つの選択肢で重複しており、どちらを選んで良いか混乱してしまいます。

*

<解決策>
選択肢に「未満」を記載することによって、重複が避けられます。

*

重複させない、という点では「4999」や「5001」という記載の仕方もありますが、見づらくなってしまうのであまりお勧めではありません。「未満」「超」「より小さい」「より大きい」はその数字を含まない、「以上」「以下」「以内」「以外」はその数字を含む、と考えていただけると良いと思います。

数字に関する記入の注意点としては、第1回「時間帯を聞く場合の注意点」や、第19回「選択肢番号の非表示設定」 なども参考にしてみてください。すっきりと見やすく、回答者が一目で理解できる選択肢の表記で回答率 アップにつなげましょう。