株式会社マネーフォワード様
今必要な調査を
スピーディに実施できるようになった。
「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」というビジョンのもと、個人向けの家計簿・法人向けのバックオフィスSaaS など、様々なサービスを提供している株式会社マネーフォワード。常にユーザーの本質的な課題にフォーカスし、テクノロジーを活用しながら新たなソリューションの形を提案し続けています。
同社では、頻繁に行っている市場調査においてセルフ型ネットリサーチ「Fastask」をご利用いただいています。導入の背景や活用方法、導入効果について、マネーフォワードビジネスカンパニー SMB本部 清水 克展さんと個人事業主本部 浦田 愛子さんにお話を伺いました。
株式会社マネーフォワード
/ ビジネスカンパニー SMB本部
/ 清水 克展様(右)
株式会社マネーフォワード
/ ビジネスカンパニー 個人事業主本部
/ 浦田 愛子様(左)
――まずは、ご担当の業務内容を教えてください。
浦田:
弊社は、会計業務や人事労務、契約などバックオフィスのクラウドサービスを提供している法人向け部門と、家計簿など個人のお金にまつわるサービスを提供する部門に分かれています。私は現在、主に個人事業主に向けたプロダクトである「マネーフォワード クラウド確定申告」のマーケティングを担当しています。
清水:
私は、「マネーフォワード クラウド会計」をはじめとした法人向けのバックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」のSEOを担当しています。
――Fastaskを導入する前の課題を教えてください
浦田:
以前、個人向けサービスを担当しているときに、定点的な認知度調査やプロモーション企画のためのコンセプトリサーチなどを実施していました。当時は大手の調査会社を利用していたのですが、費用感が大きいため、リサーチは気軽に行えるというものではありませんでした。
弊社では、もともとプロダクトづくりにおいて、ユーザーアンケートやインタビュー調査などを大切にする文化があり、高い頻度でリサーチを行っています。ですが、非ユーザーに向けた調査はなかなか手軽にできないという課題がありました。
また、まだまだ成長フェーズにある会社ということもあって、組織や役割が頻繁に変わります。調査に関する引き継ぎが追いつかなかったりして、定点調査の時期がズレてしまうなど、うまく回せていないという課題もあったんですね。
そのときにFastaskを知り、これなら費用が抑えられるし、より手軽にスピード感を持っていろいろな調査を実施できると考え、導入することにしました。
――数あるセルフ型リサーチの中からFastaskを選んだ決め手を教えてください。
浦田:
セルフ型のネットリサーチについてほぼ知らなかったのが正直なところで、社内のメンバーからFastaskのことを聞いて初めて知りました。これまでお願いしてきた調査と比較して、費用がかなりリーズナブルという点が、まずとても魅力的に映りました。サービス内容を見ると操作性や機能面でも使い勝手が良さそうだなと思い、即決した形です。
――委託型のリサーチからセルフ型リサーチへの切り替えで、困ったことはありますか?
浦田:
委託型の場合も、調査企画や設問は自分たちで作っていたので、調査票はほとんど完成した状態でお願いしていました。ですので、セルフ型に切り替えたといっても、作業としてはほぼ変わらない状態です。
Fastaskでは画面の指示に従ってセッティングしていけば出来上がるので、学習コストがかかるということもなく、とくに困ったことはないですね。
――現在、Fastaskをどのように活用されていますか?
浦田:
弊社の場合は、プロダクトやお客様の規模によって部署が分かれているので、それぞれの部署のマーケティング担当が使っています。導入当初は個人向けサービスの部署で使っていたのですが、気づいたら5つくらいの部署で20~30人がFastaskを使っていました(笑)。
調査内容は、認知度調査や社会の動向を知るための調査、プロモーションを企画する際のイメージ調査などで、自営業の方のみというように特定の属性を抽出して実施することもあります。各マーケティング担当が、それぞれの調査目的で活用している形です。
マーケティングの訴求軸を検討する際には、やはりユーザーの実態が重要になります。たとえば、日々どういうメディアに接触しているのかという質問では、YouTubeが世代を超えて見られていることがわかりました。施策の方向性がズレていないかなどを確認する際に、とても役立っています。
清水:
定期的に実施しないとデータが古くなってしまうような調査は一定の周期で行っていますし、それ以外にも必要になったときに即活用するといった使い方をしていますね。
――実際に利用してみた所感を教えてください。
浦田:
画面の指示通りに進んでいけば完成しますし、一度作った質問はコピーできるので、作業がとにかくスピーディで便利というが最初の感想です。個人的には、配信前に専任リサーチャーの方が調査票に矛盾がないかチェックしてくれるのがありがたいです。
セルフ型の場合、発信したあとに何かしらの矛盾が見つかると怖いという気持ちになるのですが、Fastaskではプロの方が確認してくれるので、安心です。
――とくに気に入っている機能やサービス面を教えていただけますか?
浦田:
一番気に入っているのはリサーチャーチェックですが、調査実施後の集計を自動化できる機能もとても役立っています。回答さえ集まれば、すぐに集計結果をまとめることができるので、資料作成のスピードが上がっています。
――Fastaskを利用して、どのような成果やメリットを得られていますか?
清水:
ユーザーへの調査は、ニーズの把握に大変役立っています。たとえば、競合他社のサービスを利用しているユーザーの意図をリサーチしてマーケティング施策に活かすといった活用のほか、プロダクトの開発や改善の参考にすることもできます。
手軽に調査ができるようになったことで、リサーチの頻度も高くなっていますね。データが共有される機会が増えればマーケティング担当の視野が広がりますし、社内での目線合わせもしやすくなります。より根拠に基づいた施策を打てる力が強くなったと思っています。
浦田:
これまでの委託型の調査だと、打ち合わせから納品されるまで1ヶ月くらいかかっていましたが、Fastask は早ければ2~3日で配信できるスピード感で実施できます。たとえば、コロナ禍で事業主様にどういう影響が出ているのかなど、できるだけリアルタイムに調べたいと思ったときに、すぐにアクションできるというのは大きなメリットになっていると思います。
過去に作成した調査票が蓄積されていくので、担当者が変わったときも引き継ぎに手間取ることがありませんし、社内に調査のノウハウがたまっていく点もいいなと思っています。
――今後、Fastaskをどのように活用していきたいとお考えですか?
浦田:
現状の使い方に加えて、事業主の方が抱えている課題など、私たちがサービスを提供している領域における様々なテーマでの調査結果をコンテンツ化できたらいいなと考えています。根拠のある情報を発信していくことで、サービスの価値向上につなげられたらと思っています。
――同じマーケティング担当の方に向けて、Fastaskのおすすめポイントを一言お願いします。
浦田:
弊社の場合は、自社のユーザーへの調査は密に行っているものの、非ユーザーへのリサーチは多くできていないという課題がありました。ですが、本来なら非ユーザーをいかに取り込めるかがマーケティングの役割です。非ユーザーに接触できる手段を持つことは、マーケターの武器になると思います。
Fastaskは性別や年代、居住地、職業などで絞り込んだ調査もできるので、欲しいデータを手軽に集められるというのがおすすめのポイントです。
清水:
直感的に使いやすいという点が、一番のおすすめポイントですね。リサーチ初心者でも画面に従って進んでいけば完成する仕組みになっているので、教える手間がかからないのは大きなメリットです。ぜひ気軽に使ってみてほしいと思います。
社名 | 株式会社マネーフォワード |
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事業内容 | インターネットサービス開発。個人向けのお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』や、法人向けのバックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』を提供。『マネーフォワード クラウド確定申告』、『マネーフォワード クラウド会計』などの会計領域のほか、人事労務・契約などバックオフィス業務全体をサポートするサービスを展開している。 |
設立 | 1986年5月 |
従業員数 | 1,008人(マネーフォワードグループ全体・2021年5月31日時点) |
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